2011年7月20日

食について責めるべき相手は

国だけではない。
今この国にとって原発問題がどれだけ深刻な問題
なのかを国に対していつまでも国民が文句を言って
気晴らしをしている場合ではない。
この原発による災害によって想像を超える数の同じ
日本国民が職を失い又は失いかけて必死に活動、
行動を起こしていることだろう。
むしろこの必死さが最も恐ろしく感じる部分でもある。

なんでもかんでも国のせいにして自分たちが生き延
びる術(職)を国全体の事を考えずして行使し、まる
で何も問題ないかの如く3.11以前と同じ職務を全う
して平然と農作物や畜産物またはそれらに関する
物全て(家畜の餌等)を出荷している。
最早、これ事態が恐ろしく勘違いも甚だしい問題だ
と思わざるを得ない。国の責任だと押し付けて、い
や自分たちに言い聞かせて生産者責任が霞んで
誰も生産者や出荷している個人、企業、組織に対し
て物申さない事実が既におかしいのだ。

震災から4か月が経過してる今、なぜ未だに汚染が
確実だと日本国民全員が当たり前にわかっている、
もしくは汚染されているだろうと容易に感じれる地域
で生産された食物関連のものが全国に出荷されて
いるのか。日本人の情けないくらいの間違った同情心
こそが間違いを起こしている事実を把握するべき。

どう考えても、被災地で生産を続けている方々は絶
体に責任を持って職に取り組むべきです。
結果、出荷したものが全国に流通されそれを食した
国民がその食により、もし何らかの害に侵された場
合は、それはやはり生産者の責任が1番重いと感じ
ざるを得ません。当然、国や地方行政機関の責任も
あるでしょうが、結果そうなったとき自分が良ければ
良いという人間となんら変わりはありません。

冷酷に感じるかもしれないけどそうじゃない。
水掛け論を展開している場合じゃない。
責任の擦り付け合いをしている場合じゃない。
割り切るべきことは割り切らなければダメなんだよ。
それが今なのか数日後、数か月後、数年後なのか。
結果は今でも数年後でもいずれは同じ答えに行き着
くとすれば今すぐにその答えに行き着くことが大切。
時すでに遅しだとしても、これ以上の負の拡大を抑え
るには今からでも遅くはない。

心苦しいが冷酷になってこの国と被災地、被災者の
未来を導かなければならない使命が日本国民には
あるのではないでしょうか?

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